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放射線医療向上へ、調整組織設立 IAEA、途上国支援に協力

 福島県の病院運営法人がIAEAの発展途上国でのがん治療支援の取り組みに寄付することを受けて開かれた調印式に出席したIAEAのグロッシ事務局長(右)=14日午前、福島市
 福島県の病院運営法人がIAEAの発展途上国でのがん治療支援の取り組みに寄付することを受けて開かれた調印式に出席したIAEAのグロッシ事務局長(右)=14日午前、福島市
 発展途上国での放射線によるがん治療の向上を支援する国際原子力機関(IAEA)の取り組み「Rays of Hope」に関し、福島県立医大などが人的支援などを調整する「日本アンカーセンター」を設立し、14日に福島市でIAEA側と調印した。列席したIAEAのグロッシ事務局長は「世界のがん医療を改善するために努力していく」と述べた。

 「Rays―」は放射線の平和利用に向けた国際協力活動の一環で2022年に開始。日本アンカーセンターは大学や研究所、病院の計16団体で組織し、アジアやオセアニア地域で、放射線を用いたがん治療の技術支援や人材育成に取り組む。

(2024年03月14日 12時10分 更新)

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