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古川飛行士が地球帰還 ISS半年、研究従事

 米フロリダ州沖の船上で宇宙船クルードラゴンから降り、手を振る古川聡飛行士=12日(NASA提供・共同)
 米フロリダ州沖の船上で宇宙船クルードラゴンから降り、手を振る古川聡飛行士=12日(NASA提供・共同)
 国際宇宙ステーションから帰還し、ハッチが開いた宇宙船クルードラゴンの中で笑顔を見せる古川聡飛行士(右端)ら=12日、米フロリダ州沖(NASA提供・共同)
 国際宇宙ステーションから帰還し、ハッチが開いた宇宙船クルードラゴンの中で笑顔を見せる古川聡飛行士(右端)ら=12日、米フロリダ州沖(NASA提供・共同)
 パラシュートを開き、メキシコ湾に着水する古川聡飛行士らの乗った宇宙船クルードラゴン=12日(NASAの中継から・共同)
 パラシュートを開き、メキシコ湾に着水する古川聡飛行士らの乗った宇宙船クルードラゴン=12日(NASAの中継から・共同)
 【ワシントン共同】国際宇宙ステーション(ISS)での6カ月半の滞在を終えた古川聡さん(59)ら飛行士4人が日本時間12日午後6時47分(米東部時間同日午前5時47分)、米スペースXの宇宙船クルードラゴンで米フロリダ州沖のメキシコ湾に着水、地球に帰還した。

 古川さんのISS滞在は2011年に続き2回目。期間は通算362日余りとなった。次の日本人飛行士の滞在は油井亀美也さん(54)と大西卓哉さん(48)で、いずれも25年ごろの見込み。

 古川さんは将来の月・火星探査や地上の暮らしに役立つ科学研究をテーマに、さまざまな実験に取り組んだ。重力の変化に対する細胞の反応を調べ、宇宙滞在や寝たきり状態での筋肉の萎縮を防ぐ研究に貢献。新薬開発に結びつく可能性がある高品質タンパク質結晶の作製実験にも参画した。

 一緒に往還した同僚はイラン系米国人のモグベリ飛行士、デンマークのモーゲンセン飛行士、ロシアのボリソフ飛行士。

(2024年03月12日 20時52分 更新)

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