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田中美術館 リニューアル後3万人 鏡獅子が好評 節目入館者にグッズ

3万人目の入館者となり、グッズを受け取る西井さん(左)
3万人目の入館者となり、グッズを受け取る西井さん(左)
 日本近代彫刻の巨匠平櫛田中(井原市出身、1872~1979年)を顕彰する井原市立平櫛田中美術館(同市井原町)で9日、昨年4月のリニューアルオープン後の入館者が3万人に達し、記念セレモニーが行われた。2月に始まった田中の代表作「鏡獅子」の一般公開が好評で初年度目標の1・5倍を突破した。

 節目の入館者となったのは、高梁市の団体職員西井正人さん(68)。大舌勲市長からボールペンやタンブラーなどのオリジナルグッズを贈呈された。初めて訪れたという西井さんは「子どもの頃に写真で見た鏡獅子が格好良く、いつか鑑賞したいと思っていた。実物は素晴らしく、また見に来たい」と話していた。

 初年度に目指していた入館2万人を昨年11月に達成。2月7日の鏡獅子公開以降は約1カ月で約6200人が来館し、数字を押し上げた。同美術館は「今後も展示替えをしながら、田中の魅力を広く発信したい」としている。

(2024年03月09日 12時30分 更新)

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