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5年ぶり争奪戦 神木求めて奮闘 岡山・沖田神社で「子供会陽」

本神木に懸命に手を伸ばす児童
本神木に懸命に手を伸ばす児童
福男になった北君(左)と宮澤君
福男になった北君(左)と宮澤君
 岡山市中区沖元の沖田神社・道通宮で3日、早春恒例の「子供会陽」(沖田神社・道通宮会陽奉賛会主催)があった。新型コロナウイルス禍を経て5年ぶりとなる争奪戦で、幸せをもたらす神木を求めて子どもたちが奮闘した。

 岡山、瀬戸内市などの幼児と小学生約120人が参加。肩を組んで「わっしょい、わっしょい」と声を出しながら境内を練り歩いた後、学年別に分かれ、菓子と交換できる景品神木と副神木各5本を取り合った。

 本神木争奪戦は小学3年以上の94人が挑戦。秦俊治宮司が本宝木2本を投げ入れると、児童は団子状になって激しく奪い合った。

 それぞれ福男になった岡山県早島町立早島小6年北恭伍君(12)は「みんな体が大きかったので隙を狙ったことがよかった」、岡山市立西大寺小6年宮澤周士君(12)は「会陽があるだけでうれしいのに福男にもなれて最高です」と話した。

 道通宮の会陽は江戸末期に始まったとされ、1955年から子供会陽として実施している。

(2024年03月05日 17時22分 更新)

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