福山大（福山市東村町）サッカー部を巡る大麻取締法違反事件で、同大は２９日までに、同法違反罪で起訴された部員２人について本人たちからの申し出を受けて退学にしたとホームページ（ＨＰ）で公表した。指導・管理責任を問い、部長ら３人は「厳重注意」とした。

　退学したのは、市内のコンビニで大麻を所持したとして公判中のＡ男（２１）と、Ａ男に大麻リキッドを譲り渡したとして起訴されたＢ男（２０）。両被告と大麻を所持した疑いで逮捕された部員２人は「関わりが周縁的」として、学生懲戒規程に基づき必要な処分とした。内容は明らかにしていない。

　４人はサッカー部から除名。現在活動を自粛している同部は近日中の練習再開を目指すという。

　大塚豊学長はＨＰで「学生が起こしたことは誠に遺憾だが、考え得る最も妥当な方法で対処している。今後も全学生を対象に薬物乱用の抑止に努める」などとした。