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能登被災者の口腔ケアへJDAT 岡山県歯科医師会が輪島に派遣

口腔ケアに必要な器材などを車に詰め込む歯科医師ら
口腔ケアに必要な器材などを車に詰め込む歯科医師ら
 岡山県歯科医師会は10日、能登半島地震の被災地支援のため、歯科医師、歯科衛生士の4人で構成する災害歯科支援チーム(JDAT)を石川県輪島市へ派遣した。12日まで避難所などで被災者の口腔(こうくう)ケアに当たる。

 日本歯科医師会の要請を受けた対応で、JDATの派遣は初めて。輪島市内で全国の支援チームとともに、被災者のニーズ把握をはじめ、口腔ケアの啓発と指導、応急処置などに当たる見込み。

 岡山県歯科医師会館(岡山市北区石関町)で出発式があり、西岡宏樹会長が激励。チームリーダーの水川正弘歯科医師(62)=倉敷市=が「二次的な災害関連疾患を防ぐため口腔内のケアが大切。被災者に寄り添えたら」と決意を述べた。4人は虫歯治療や入れ歯修理に必要な器材などを積んだワゴン車に乗り込み、現地に向かった。

(2024年02月10日 12時20分 更新)

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