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やり抜く力・GRIT 岡山から世界チャンピオン誕生

やり抜く力・GRIT 岡山から世界チャンピオン誕生
 岡山のボクシングジムから初めての世界チャンピオンが誕生しました。これまでにも辰吉丈一郎さん、三谷大和さんらが世界戦を経験しています。しかしいずれも岡山ではない県外のボクシングジムに所属してのタイトル戦でした。

 1枚目の写真は、1月23日に大阪で行われたWBAフライ級でチャンピオンになったばかりの倉敷守安ジム所属のユーリ阿久井政悟さんと、倉敷守安ジムの守安竜也会長との写真です。世界戦の次の日に、RSK山陽放送でお会いした時のものです。ちょうど、ふるさと岡山の各放送局にうれしい報告をするために回っている最中での再会でした。私がうれしかったのは言うまでもありませんが、世界戦の翌日にはこのようにお世話になった地元のテレビ局や新聞社にあいさつにまわるなんてと、そちらの方が驚きでした。どれだけふるさとを大切にしているのか、守安会長、ユーリさんの人柄そのものだなと感心しました。
(左から)筆者、ユーリ阿久井政悟チャンピオン、守安竜也会長
(左から)筆者、ユーリ阿久井政悟チャンピオン、守安竜也会長

 実は私は過去に、守安ジムの東洋太平洋戦と世界タイトルマッチを実況させてもらったことがあります。ボクシングは好きでしたが、ルールはそれほど詳しいわけでもなかったので、試合日程が決まってから3カ月ほど守安ジムに通って勉強させてもらいました。リングにも上がらせてもらい、リングの広さや、選手がどんな気持ちで戦っているのかなどを身をもって体験もさせてもらいました。

 そんな縁もあって、守安会長の結婚式の司会もさせていただいたこともあり、私にとっては特別な思い入れのあるボクシングジムなんです。また飾り気のない、あまり多くは話さない、指導者としての守安さんのことが大好きでした。瀬戸内海放送を退職してからはなかなかお訪ねする機会がありませんでしたが、世界戦翌日にたまたまこういったタイミングで再会できたことは、何かの縁を感じずにはいられません。

 さて、冒頭で世界戦を岡山のボクシングジム所属で戦い…と書きましたが、...
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(2024年02月12日 10時00分 更新)

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