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「善太と三平の会」前会長 福間トキ子さん 坪田文学の魅力 世界に

 「子どもたちには、本の中の子どもと一緒に遊んでほしい。登場人物に共感できればそれが感動。相手の気持ちを理解しようとする心が芽生える。本を読む子が増えれば、きっと豊かな世の中になる」

 福間トキ子さん(91)=岡山市北区青江=は、同市出身の児童文学作家・坪田譲治(1890~1982年)を顕彰する市民グループ「善太と三平の会」に長年携わってきた。40年近く小学校教員を務めたこともあり、子どもたちに坪田文学の魅力を伝える活動に尽力。その思いは会長を退いた今も変わらない。

「坪田譲治子どもの館」で子どもたちと一緒に紙芝居を楽しむ福間さん(中央)=1月20日
「坪田譲治子どもの館」で子どもたちと一緒に紙芝居を楽しむ福間さん(中央)=1月20日

 紙芝居の読み聞かせに、じっと耳を傾ける。童心に返ったかのようにうなずき、ほほ笑みながら…。

 岡山市立石井幼稚園(同市北区富町)の2階にある「坪田譲治子どもの館」。小学生の輪の中に福間さんの姿があった。...
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(2024年02月05日 09時06分 更新)

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