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新アリーナ建設要望 署名7万人超 岡山会議所会頭、会見で報告

新アリーナ建設の署名活動について説明する松田会頭
新アリーナ建設の署名活動について説明する松田会頭
 岡山商工会議所(岡山市北区厚生町)の松田久会頭は2日、定例会見を同会議所で開いた。昨年12月から集めている同市内での新アリーナ建設を求める署名が7万人分を超えたことを報告し、「(岡山市以外の)岡山県民からも市民からもアリーナを造ってほしいという思いが現れてきている」と述べた。

 署名のうち約半数が市民、4割弱がその他の県民、残りが県外の人であると説明。1月末までに10万人分を集めるという当初の目標には届かなかったが、「準備期間が短かったわりには集まってきていると捉えている」と述べた。

 さらに署名活動は今後も継続し、アリーナ建設を検討している市の新年度予算がまとまる今月中旬までに10万人分の突破を目指す方針を明らかにした。市が費用負担で県の協力を得られていないことについては、「行政の方向性は気になるが、民間として街づくりに必要な施設だと訴えていく。良い物を造り将来に残していくため、妥協せず求め続けたい」とした。

 また、賃上げの成否が注目されている今春闘についても触れた。「労務費の価格転嫁が進まないと、狙っているような賃金の上昇は難しくなる」とし、価格転嫁を継続的に行う必要性を会員にも共有していく考えを示した。

(2024年02月02日 17時13分 更新)

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