３月１～３日に倉敷市のマスカットスタジアムであるプロ野球・楽天のオープン戦３連戦（楽天野球団、山陽新聞社、ＯＨＫ岡山放送主催）の前売り入場券の販売が３０日、岡山市内のプレイガイドなどで始まった。同スタジアムでの楽天のオープン戦は５年ぶり。

　岡山市北区柳町の山陽新聞社さん太ホールでは、午前９時の販売開始前から約５０人が列をつくり、バックネット裏など目当ての席を買い求めていた。楽天ファンという女性会社員（５６）＝倉敷市＝は「今江新監督の采配が楽しみ。ベンチ上の席から円陣のかけ声を聞きたい」と話した。

　昨季パ・リーグ４位からの巻き返しを期す楽天は抑えに転向するエース則本、日本球界復帰４年目の田中将らベテラン勢に加え、ドラフト１位の古謝ら若手にも注目。野手では３年ぶりに本塁打王に輝いた主砲浅村のほか、小郷（関西高出）、太田（倉敷市出身）の地元選手の活躍も見られそうだ。

　対する広島は昨季セ・リーグ２位で、左腕床田、九里（理大付高出）ら投手陣が充実する。復活が待たれる野村（倉敷市出身）、即戦力ルーキーの常広にも期待が集まる。

　前売り券は特別内野指定席４５００円、外野自由席大人千円など。前売り券は、山陽新聞社サービスセンター、岡山、倉敷市の主なスポーツ店、プレイガイド、山陽新聞販売所、チケットぴあ、コンビニエンスストアなどで販売する。問い合わせは山陽新聞社事業本部（０８６―８０３―８０１５）。