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高校生2人 若いセンスでのぼり旗 和気の神社と銀行に 地元企業協力

和気閑谷高生がデザインしたのぼり旗。中国銀行和気支店には中家さん(左)が届けた
和気閑谷高生がデザインしたのぼり旗。中国銀行和気支店には中家さん(左)が届けた
 和気閑谷高(岡山県和気町尺所)の2年生2人が、徳永こいのぼり(同町藤野)の協力で、町内の神社や銀行に飾るのぼり旗をデザインした。かわいいイラストを載せたり、こいのぼりをアレンジしたりするなど若いセンスが光っている。

 取り組んだのは、普通科の廣瀬文音さん(17)と中家空麻呂さん(17)。ともに同社が請け負った和気神社(同)の七五三参りを祝う旗と、中国銀行和気支店(同町福富)の金融商品を紹介する旗を担当した。

 廣瀬さんは同神社のシンボル・イノシシが和服を着たり、モミジをくわえたりする絵を図案化。中家さんは商品をPRする自らの写真と、こいのぼりの目や尾びれなどのデザインを盛り込んだ。

 2人は昨年9、11月に各3日、徳永こいのぼりで就業体験をした際、依頼先の要望を聞きながらアイデアをまとめた。同社が旗に仕上げ、同神社では10~11月に境内に飾られ、旗の前で写真を撮る家族連れの姿も見られたという。同支店へは12月に中家さんが届け、店内に置かれている。

 同神社の小森国彦宮司(52)は「面白いデザインで、境内が華やかになった」と笑顔。中家さんは「自分が考えた図柄が形になってうれしい。将来はデザイン関係の仕事をしたいので貴重な体験になった」と話していた。

(2024年01月27日 21時00分 更新)

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