Ｊ２ファジアーノ岡山は２５日、岡山市の政田サッカー場で今季初の練習試合（３０分ハーフ）を行い、ファジアーノＵ―１８（１８歳以下）に前半２―０、後半１―０の計３―０で勝利した。

　基本布陣は「３―４―３」。前半５分、ＣＫからＤＦ阿部が右足でネットを揺らし、１９分は再びＣＫをＤＦ柳育が頭で合わせた。キッカーで２アシストした新人のＭＦ吉尾（法大）は「結果を出してアピールしたかった。流れの中でもっと好機をつくり出せるようにしたい」と語った。終了間際には速攻からＭＦ高橋が３点目を決めた。

　前後半でメンバーをほぼ全員入れ替えた。丁寧なパス交換から２シャドーの岩渕と木村、１トップのルカオのＦＷ３人を起点に厚みのある攻撃を見せた前半に比べ、後半はゴールに迫るシーンが少なかった。木山監督は「（パスの）出し手と受け手の意思共有をはじめ、もっと連係を高めないといけない」と話した。チームは２８日から宮崎キャンプに入る。