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女川原発事故想定し訓練、宮城県 再稼働準備進む中、住民参加

 女川原発の事故を想定した防災訓練で、バスで避難所に到着した女川町の住民ら=20日午前、宮城県栗原市
 女川原発の事故を想定した防災訓練で、バスで避難所に到着した女川町の住民ら=20日午前、宮城県栗原市
 宮城県は20日、東北電力女川原発(女川町、石巻市)から放射性物質が外部に漏れた重大事故を想定した防災訓練を行った。同原発2号機で再稼働へ向けた準備が進む中、周辺の7市町の住民約200人と関係機関が参加して、避難計画に基づいた退避行動を確認する狙い。

 訓練では三陸沖を震源とする最大震度6強の地震が発生し、大津波警報が発令。女川原発2号機が外部電源の喪失などで炉心損傷し、放射性物質が放出されたと想定した。

 原発から30キロ圏内の住民らが自家用車やバス、陸上自衛隊のヘリコプターなどで避難所へ向かった。

(2024年01月20日 12時05分 更新)

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