山陽新聞デジタル|さんデジ

高梁市消防団員報酬 源泉徴収不足 86人26万円、市は納付求める

高梁市役所
高梁市役所
 高梁市は16日、市消防団員に支払った報酬の源泉所得税額の算出方法に誤りがあり、本来よりも少なく徴収していたと発表した。過少徴収は20年余りにわたるが、時効(5年)にかからない2019年1月以降の86人に計26万6927円の納付を求める。

 市消防本部などによると、過少徴収があったのは副分団長以上の階級で、不足額は1人4979~383円。年間所得が5万円を超える場合は全額が課税対象にもかかわらず、5万円を超過した部分のみを課税対象としていた。国が1998年11月から算出方法を変更したが気づかず、2022年3月まで誤ったままだった。

 過少徴収の総勢や総額は公表していない。支払い内容を確認中に発覚した。22年4月以降は再び算出方法が変わり、誤りはなかったという。

 同本部は「おわび申し上げる。法令を順守する事務体制を確保し再発防止を図る」としている。

(2024年01月16日 18時10分 更新)

あなたにおすすめ

ページトップへ