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「半島沖の活断層が関連」 政府地震調査委

 記者会見する地震調査委員会の平田直委員長(左)=15日午後、東京都千代田区
 記者会見する地震調査委員会の平田直委員長(左)=15日午後、東京都千代田区
 政府の地震調査委員会は15日、定例会合を開き、能登半島地震を引き起こした活断層について、半島沖の北東から南西にかけて確認されている複数のものが関連した可能性が高いとの評価を取りまとめた。

 また、能登半島沖から佐渡島の西方沖にかけて、半島周辺とは異なる傾きを持つ活断層が確認されており、この一部が今回の地震に関連した可能性も考えられるとした。

 調査委はこれまで、震源断層は半島の北東から南西に延びる150キロ程度の逆断層と推定。半島沖で確認されている複数の活断層との関係については、見方を明確にしていなかった。

 平田直委員長(東京大名誉教授)は会合後の記者会見で「(複数の断層が)連動したと考えられる」と説明した。

 石川県志賀町で6日午後11時20分ごろ、震度6弱を観測した地震について、調査委は「周辺の観測点に比べて大きな震度が観測された。震源が非常に近かったため、震度が大きくなった可能性がある」とした。

(2024年01月15日 22時22分 更新)

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