サッカーＪ２のファジアーノ岡山は１３日、岡山市のイオンモール岡山で新体制を発表した。昨季１０位に終わったチームは実力十分の１３選手が新たに入団。２００９年のＪ２参戦から１６年目でのＪ１初昇格に向け、イレブンが決意を新たにした。

　会見した就任３年目の木山隆之監督が「課されたミッションはＪ１昇格の一点。このメンバーで全力でやり切りたい」とあいさつした。新加入選手のうち体調不良の１人を除く１２人も出席して抱負を述べ、昨季韓国２部リーグで２桁得点を挙げたＦＷグレイソンは「持ち味の精度の高いシュートで多くのゴールを取る」と話した。

　今季着用する新ユニホームもお披露目され、既存メンバーがモデルで登壇。背番号をエースナンバーの１０に変えた大卒３年目のＭＦ田中雄大が「チームを背負って戦う」と語ると、会場を埋めた約２００人のサポーターから拍手が起きた。

　チームは９日に政田サッカー場（岡山市）で練習をスタート。２８日から２週間の宮崎キャンプで対外試合を重ねて攻守の完成度を高め、２月２３、２４、２５日のいずれかにホームである栃木との開幕戦に臨む。