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水洗トイレ車、各地が被災地派遣 能登半島地震、関連死予防も

 千葉県君津市が石川県輪島市の市立輪島病院に派遣した「トイレトレーラー」(君津市提供)
 千葉県君津市が石川県輪島市の市立輪島病院に派遣した「トイレトレーラー」(君津市提供)
 「トイレトレーラー」と呼ばれる水洗式便器を複数備えた車両が、能登半島地震で被災した石川県へ各地の自治体から駆け付けている。自治体と組んで支援を展開する静岡県御殿場市の一般社団法人「助けあいジャパン」の担当者は「断水が続く中、衛生面に関するストレスを緩和し、災害関連死の予防にもつなげたい」と語る。

 同法人によると、支援事業に加盟する自治体の車両は、洋式便器や手洗い場を設け、個室を四つ備えたものが多い。車いすの人でも利用しやすいバリアフリー仕様のものもある。室内照明などの電源は太陽光発電で賄える。給水車やバキュームカーを同行させるなどして、被災地に負担がかからないよう配慮する。

(2024年01月13日 18時02分 更新)

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