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石川・志賀原発、大きな異常なし 変圧器で火災発生、消火

 地震でひび割れした金沢市の道路=1日午後4時30分ごろ
 地震でひび割れした金沢市の道路=1日午後4時30分ごろ
 原子力規制庁は1日、石川県志賀町で震度7を観測した地震で、同町にある北陸電力志賀原発(停止中)では大きな異常はなく、使用済み核燃料プールの冷却を続けていると発表した。津波の影響は確認されておらず、電源も確保されている。北陸電によると1号機地下で震度5強を観測した。

 規制庁によると、2号機変圧器付近で爆発音がして焦げたような臭いがし、消火設備が作動した。林芳正官房長官は変圧器で火災が発生したが消火済みと説明した。このほか地震の揺れで1号機プールの水がこぼれたが、外部への流出はない。

 原発周辺に101台ある放射線監視装置のうち、13台が使用できなくなった。原因は不明。

(2024年01月01日 21時57分 更新)

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