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餘慶寺三重塔 光まとい荘厳に 瀬戸内・上寺山 両詣りへ試験点灯

夜空に浮かび上がる餘慶寺三重塔や豊原北島神社の鳥居
夜空に浮かび上がる餘慶寺三重塔や豊原北島神社の鳥居
 神仏習合の様式をとどめる瀬戸内市邑久町北島の上寺山で29日、年越しイベント「両詣(まい)り」に合わせたライトアップの試験点灯があり、餘慶寺(よけいじ)三重塔(岡山県重要文化財)などの荘厳な姿が夜空に浮かび上がった。

 日没とともに投光器約50基を点灯。関係者は三重塔や本堂をはじめ、並び立つ豊原北島神社の鳥居などが映えるよう光の向きを調節した。境内には岡山学芸館高美術部が来年のえと・辰(たつ)を描いた「顔出し絵馬」も設置された。

 両詣りは檀家(だんか)や氏子らでつくる「上寺山を良くする会」が主催し24回目。餘慶寺の岡本昌幸住職(38)は「来年は世界が平和になり、皆さんが飛躍する一年になるよう願っている」と話した。

 ライトアップは30日午後6時~9時、31日午後6時~1月1日午前1時半。31日は寺と神社で年末年始の祈願や除夜の鐘突きがあるほか、カウントダウンに合わせてクラッカーを鳴らす。

(2023年12月29日 19時41分 更新)

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