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26人犠牲、遺族が手合わせお経 大阪・北新地ビル放火から2年

 放火殺人事件があった大阪・北新地のビルの前で、手を合わせる人たち。発生から2年となった=17日午前
 放火殺人事件があった大阪・北新地のビルの前で、手を合わせる人たち。発生から2年となった=17日午前
 放火殺人事件があった大阪・北新地のビル火災現場=2021年12月17日
 放火殺人事件があった大阪・北新地のビル火災現場=2021年12月17日
 26人が犠牲となった大阪・北新地ビル放火殺人事件は17日、発生から2年となった。亡くなった現場クリニックの西沢弘太郎院長=当時(49)=の妹伸子さん(46)がビル前で手を合わせ、お経を読み上げた。兄のように、悩む人に寄り添うためにと今年から仏教の修行を始めていた。

 ビル入り口の扉にはチェーンが巻かれ、今も「立入禁止」の貼り紙が残ったままだった。手がかじかむほど冷たい風が吹き付ける中、現場前の道路には白やピンク、水色の花束が手向けられていた。

 事件は2021年12月17日午前10時15分ごろ発生。ビル4階のクリニックが放火され、患者やスタッフ計26人が死亡した。

(2023年12月17日 11時03分 更新)

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