山陽新聞デジタル|さんデジ

海ごみ回収ロボ 難波さん最優秀 岡山で発表会、アイデア競う

海ごみなどを効率的に回収するアイデアを競ったコンテストの発表会
海ごみなどを効率的に回収するアイデアを競ったコンテストの発表会
 岡山県内の高校生らが海ごみなどを効率的に回収するロボットのアイデアを競うコンテストの発表会が26日、岡山市北区奉還町の岡山国際交流センターで開かれた。若い世代に海ごみ問題への関心を高めてもらおうと県が初めて企画。環境への問題意識と豊かな発想が披露された。

 発表会には、8月の体験ツアーで海ごみの散乱が目立つ県内の現場を巡り、その上で考案したアイデアが1次審査を通過した4人が参加。制限時間8分でロボットの仕組みや活用法を発表し、大学や企業の関係者ら4人が問題意識の高さや創造性、実用性などを審査した。

 最優秀賞に輝いた県立玉島高2年難波俊介さん(17)はカモノハシをモチーフとし、目やくちばしのセンサーで用水路のごみを自動で回収するロボットを提案。「同世代にも海ごみ問題に興味を持ってもらえるように動物のデザインを取り入れた。今後も勉強を続けたい」と話した。

 ほかにも海洋汚染の原因となるマイクロプラスチックを土壌から扇風機で分別する案や、ソーラーパネルを動力源としてごみを収集するロボットのアイデアなどが発表された。

(2023年11月26日 20時36分 更新)

あなたにおすすめ

ページトップへ