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名画モチーフのスイーツいかが 倉敷、16店で初スタンプラリー

「睡蓮」を題材にしたパティスリー・ピアジェのムースケーキ
「睡蓮」を題材にしたパティスリー・ピアジェのムースケーキ
「朝顔」をテーマにした文近堂のういろう
「朝顔」をテーマにした文近堂のういろう
 大原美術館(倉敷市中央)の名画をモチーフにしたスイーツを食べ歩くスタンプラリーが、倉敷市内で初開催されている。和洋菓子16店が、さまざまな名画にちなんだ色彩豊かなオリジナル商品を出品。アートと食が楽しめる秋の新たな催しとしてアピールし、観光客をいざなう。30日まで。

 主催は市や同美術館でつくる実行委。市中心部や玉島、水島、児島、真備の各地区から店舗が参加し、それぞれが名画のスイーツ1種類を考案し販売している。

 パティスリー・ピアジェ(同市児島下の町)は、クロード・モネの「睡蓮」を模したムースケーキ(700円)を用意。表面をコーティングしたグラサージュ(糖衣)の上に、着色料を使って色とりどりのスイレンや水面のきらめきを描いている。

 和菓子店「文近堂」(同市高須賀)は児島虎次郎の「朝顔」を題材にしたういろう(260円)、カフェ&バー「ムーングレース」(同市阿知)はエル・グレコの「受胎告知」をテーマにリンゴとモンブランのパフェ(1400円)を販売している。

 専用の台紙を持参し、対象商品を購入すると1店につき1個スタンプを押してもらえる。スタンプ1個は1ポイントに換算。市内25のアート施設を対象に30日まで実施しているクイズラリーのポイントと合算でき、5ポイントで「土屋邸 蔵」(同市本町)のペア宿泊券(1人)、4ポイントでガラス作家の中野由紀子さん=総社市=のカップ(3人)などが抽選で当たる。

 実行委は「各店が趣向を凝らし、華やかなスイーツがそろった。見た目も味も楽しんでほしい」としている。

 問い合わせは実行委事務局の市観光課(086―426―3411)。

(2023年11月17日 17時11分 更新)

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