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冬もうすぐ リフト座席設置始まる 鏡野・恩原高原 スキー場開き備え

リフトの座席を手際よく取り付ける職員
リフトの座席を手際よく取り付ける職員
 岡山県内最大級の恩原高原スキー場(鏡野町上斎原)で9日、リフトに座席を取り付ける作業が始まった。今月末までに今季稼働させる3基に計202台を設置し、12月23日予定のスキー場開きに備える。

 運営する上斎原振興公社職員8人が朝から、最長600メートルのリフトなどがあるパノラマゲレンデで作業。2基のリフトに2人乗りの座席(約80キロ)計138台を手際よくボルトで固定していった。20日ごろに残る1基にも64席を取り付け、ブレーキ検査などを行って稼働準備を整える。

 スキー場の昨季の営業日数は65日で、4年ぶりに恩原高原氷紋まつり(2月)が開催されたこともあり来場客は目標(4万人)を上回る約4万4千人となった。今季は8月の台風7号で崩落したコースを一部使用中止し、老朽化したリフト2基がある別のゲレンデの稼働も休止するが、来場は例年並みの4万人を見込んでいる。

 釜本博継所長(54)は「これまで暖かい日が続いておりシーズン中の稼働状況が心配されるが、これから多く雪に恵まれ、大勢のスキーヤーを迎えられたら」と話している。

(2023年11月09日 13時30分 更新)

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