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岡山県産農産物売り場1.6倍に イオン倉敷店全面リニューアル

リニューアルしたイオン倉敷店の青果売り場
リニューアルしたイオン倉敷店の青果売り場
 大型商業施設・イオンモール倉敷(倉敷市水江)内の総合スーパー「イオン倉敷店」が27日、全面リニューアルを終えた。同規模の改装は12年ぶり。岡山県産農産物が並ぶ青果売り場を約1・6倍に広げたほか、冷凍食品の品ぞろえも大幅に増やした。

 食品をはじめ文具や美容関係の売り場を持つ店舗1階部分(約9千平方メートル)を大改装した。地産地消や食材の鮮度にこだわり、青果コーナーではフリルレタスやミニトマト、シャインマスカットといった倉敷市中心の地場農産物を拡充。鮮魚コーナーでは岡山市の宝伝港で水揚げされた地魚を新たに扱う。

 保存が利き調理の手間が少ないことから、需要が高まっている冷凍食品は、従来の1・7倍となる約1300種類を展開。若い世代の店利用を促すため、1990年代半ば以降に生まれた「Z世代」に人気の国内外のコスメブランドもそろえた。

 主婦(40)=倉敷市=は「地元産が多いのはうれしい。新鮮な魚も目を引いた」と果物を購入していた。

 イオン倉敷店の改装は8月から、営業を続けながら行ってきた。内田宏店長は「新鮮さや便利さを求める顧客のニーズに応えるためのリニューアル。今後も少しずつ改善を図り、生活に寄り添う店づくりを進めたい」と述べた。

 イオンモール倉敷では昨年末、専門店を11年ぶりに刷新。今秋も飲食店を中心に一部リニューアルを図った。

(2023年10月27日 16時54分 更新)

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