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家族テーマの所蔵品 有隣荘で公開 倉敷・大原美術館 油彩など11点

家族をテーマにした作品が並ぶ有隣荘
家族をテーマにした作品が並ぶ有隣荘
 大原美術館(倉敷市中央)は6日、大原家旧別邸・有隣荘(同所)の特別公開を始めた。美術館を創設した大原孫三郎が病弱な妻を思って建てた別邸設置の経緯を踏まえ、家族をテーマにした所蔵品を展示している。22日まで。

 「妻」「母子」「生と死」の3テーマに分け計11点を公開。病死した次男の死に顔を描いた熊谷守一の油彩画は、荒々しいタッチが胸に迫る。妻をモデルにしたオーギュスト・ロダンのブロンズ像、幼児の鼻を拭く母親を描いたジョルジュ・デスパニャの作品もあり、来場者が見入っている。

 同美術館は「家族に対する愛や絆のさまざまな表現を楽しんでほしい」としている。

 午前10時~午後4時。一般千円、小中高生500円。問い合わせは同美術館(086―422―0005)。

(2023年10月06日 17時45分 更新)

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