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アフガン退避、成功とは言えない 元米国務省職員が実名証言

 2021年8月、アフガニスタン・カブールの空港で、退避を希望するアフガン市民らに対応する米海兵隊員(ロイター=共同)
 2021年8月、アフガニスタン・カブールの空港で、退避を希望するアフガン市民らに対応する米海兵隊員(ロイター=共同)
 【ワシントン共同】2021年8月のアフガニスタン駐留米軍撤退時に米国人らの退避作戦に携わった元国務省職員が15日、下院外交委員会の非公開会合で、自爆テロで米兵13人を含む180人以上が死亡するなどした退避作戦について「成功したとは言えない」と実名で証言した。米ニュースサイトのポリティコが報じた。

 バイデン大統領は撤退直後の演説で「史上最大規模の空輸で12万人以上を安全に退避させた」と退避作戦の成果を誇っていたが、現場との認識のずれが浮き彫りとなった。再選を目指す24年の大統領選を前に、野党共和党が批判を強めそうだ。

(2023年09月16日 16時39分 更新)

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