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香川、県議の海外視察費を大幅減 高額批判受け188万円に

 香川県議会が11月に予定している海外視察について、県議会事務局は15日、県議1人当たりの費用を当初の約263万円から約188万円に減額すると明らかにした。高額だとして市民団体や一部の県議から見直しを求める声が上がっていた。

 当初計画では議長を含む県議8人が池田豊人知事らと11月10~19日、米国や南米を訪問し、県人会の行事などに参加。航空機はビジネスクラスを利用し、ホテル代は最も高いケースで1泊6万6千円としていた。

 県議会と県が対応を協議した結果、現地での通訳を県人会に依頼したり、借り上げ車を県側と県議が共用したりして費用を削減した。視察は参加予定だった県議8人のうち1人が辞退。別の1人が体調悪化で8月に死去し、参加予定の県議は6人に減った。県議や知事の羽田―米ロサンゼルス間などのビジネスクラス利用は維持する。

 当初、県議8人で計約2100万円と見積もられていた視察費用の総額は、県議6人と知事、随行職員も含めた11人で計1763万円となる。

(2023年09月15日 17時03分 更新)

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