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吉備高原学園高の中庭に芝生絵 3年生制作、アイスクリーム描く

アイスクリームの芝生絵を制作する吉備高原学園高生
アイスクリームの芝生絵を制作する吉備高原学園高生
 芝生の高低差を利用して絵柄を浮き立たせる「芝生絵」が、吉備高原学園高(岡山県吉備中央町上野)の中庭にお目見えした。造園を学ぶ3年生が実習の一環として制作。縦36メートル、横13メートルの緑色の“キャンバス”にアイスクリームが描かれ、見た人を笑顔にしている。

 絵は、円すい形のコーンに載った2段重ねのアイスと「31」の数字をデザイン。3年生が31期生であることからアイスの有名チェーン店にちなみ、モチーフに選んだ。絵を逆さまにすると、三角帽子をかぶった妖精に見える工夫も施してある。

 緑化システムコースの伝統行事で、3年生3人が4月から作業に着手。下書きに沿い、施肥量を調節して芝生に高低差をつけ、立体感や緑の濃淡を出した上で刈りそろえた。コース長の豊田耕太郎さん(17)は「曲線が難しかったが予想以上の出来栄えになった」と満足そうに話す。

 投稿サイト・ユーチューブで制作過程の動画を近く公開するという。

(2023年09月12日 15時20分 更新)

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