山陽新聞デジタル|さんデジ

ロシアへの武器支援で北朝鮮警告 米高官「代償支払わせる」

 サリバン米大統領補佐官(AP=共同)
 サリバン米大統領補佐官(AP=共同)
 【ワシントン共同】サリバン米大統領補佐官は5日の記者会見で、ウクライナ侵攻を続けるロシアに対し、北朝鮮が武器や弾薬を供与するための協議が活発化しているとし、ロ朝の軍事協力拡大に警戒感を示した。北朝鮮が支援を進めれば「代償を支払うことになる」と述べ、圧力をさらに強化すると警告した。

 金正恩朝鮮労働党総書記が武器供与を話し合うため、プーチン大統領との対面会談を目指しているとの情報があるとも明らかにした。金氏はロシア極東ウラジオストクを列車で訪問してプーチン氏との首脳会談に臨む計画だと報じられている。

 サリバン氏は、北朝鮮がロシアに武器や弾薬を輸出する計画はないとかつて公言していたと指摘し「約束を守るよう求め続ける」と述べた。

 ロシアは欧米の制裁などによって防衛産業基盤の締め付けを受けているため、武器や弾薬のあらゆる供給元を探しているとの見方も示した。

 バイデン大統領も8月18日、日米韓首脳会談後の共同記者会見で、北朝鮮がロシアに武器を提供する可能性があるとして、日米韓3カ国で対処すると話した。

(2023年09月06日 05時31分 更新)

あなたにおすすめ

ページトップへ