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「感染症危機管理統括庁」が発足 首相、看板かけ訓示「扇の要に」

 「内閣感染症危機管理統括庁」の訓示式であいさつする岸田首相(右から2人目)=1日、東京・永田町
 「内閣感染症危機管理統括庁」の訓示式であいさつする岸田首相(右から2人目)=1日、東京・永田町
 政府の感染症対策の司令塔組織となる「内閣感染症危機管理統括庁」が1日、内閣官房に発足した。岸田文雄首相は同日の発足式で部屋の入り口に統括庁の看板をかけ、「次のパンデミックに備えて体制を構築するのが政府の使命。危機管理の扇の要として一丸となって取り組んでほしい」と職員に訓示した。

 危機管理統括庁は企画立案や調整を一元的に担う。立ち上げ時には60人程度の職員を配置し、危機時には他省庁との併任も合わせ300人規模で対応する。トップの「内閣感染症危機管理監」は栗生俊一官房副長官。岸田首相は記者団の取材に「新しい組織が役割を十分果たすことを期待する」と述べた。

(2023年09月01日 17時34分 更新)

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