カーン前首相の禁錮刑停止 パキスタン高裁、保釈も
【イスラマバード共同】パキスタンの高裁は２９日、首相在任中に外国首脳から受け取った高額な寄贈品を売却しながら、政府に虚偽申告した汚職を巡る罪で実刑判決を受けたカーン前首相に対する禁錮刑の効力を一時停止すると決めた。収監中のカーン氏の保釈も認めた。地元メディアが報じた。
パキスタンでは早ければ秋にも総選挙が行われる予定。実刑が確定すれば選挙に出馬できなくなるため、高裁の判断に注目が集まっていた。
カーン氏は、１億４千万パキスタンルピー（約６８００万円）超相当の寄贈品を売却しながら虚偽申告したとして、起訴され否認。地裁は今月５日、禁錮３年と罰金１０万パキスタンルピーの判決を言い渡した。
パキスタンでは早ければ秋にも総選挙が行われる予定。実刑が確定すれば選挙に出馬できなくなるため、高裁の判断に注目が集まっていた。
カーン氏は、１億４千万パキスタンルピー（約６８００万円）超相当の寄贈品を売却しながら虚偽申告したとして、起訴され否認。地裁は今月５日、禁錮３年と罰金１０万パキスタンルピーの判決を言い渡した。
（2023年08月29日 19時11分 更新）
