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月探査機、28日に打ち上げ H2A、観測衛星も搭載

 組立棟(左)から発射地点(右)に移動するH2Aロケット47号機=27日午後、鹿児島県の種子島宇宙センター
 組立棟(左)から発射地点(右)に移動するH2Aロケット47号機=27日午後、鹿児島県の種子島宇宙センター
 日本初の月面着陸を目指す実証機「SLIM(スリム)」と、エックス線観測衛星「XRISM(クリズム)」を搭載したH2Aロケット47号機が28日午前、種子島宇宙センター(鹿児島県)から打ち上げられる。国際的な月探査競争が過熱する中、日本のスリムは月面の狙った場所にピンポイントで着陸させることを目指している。

 国産の大型ロケット打ち上げは、今年3月に国産の新型H3の1号機が失敗して以降は初めてで、注目を集める。種子島では、47号機の機体が27日午後7時ごろ発射台に移された。

 三菱重工業と宇宙航空研究開発機構(JAXA)は47号機を5月ごろに打ち上げる計画だったが、延期していた。

(2023年08月27日 20時44分 更新)

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