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上関町民「最終処分場化」を懸念 中間貯蔵講演会、山口

 山口県上関町で開かれた、中間貯蔵施設について学ぶ講演会に集まった住民ら=26日午後
 山口県上関町で開かれた、中間貯蔵施設について学ぶ講演会に集まった住民ら=26日午後
 原発の使用済み核燃料の中間貯蔵施設について学ぶ講演会が26日、中国電力と関西電力が施設の建設を計画する山口県上関町で開かれた。住民ら数百人が参加し、将来的に最終処分場になるのではないかとの懸念の声が上がった。

 中国電上関原発計画に反対する周辺市町の議員らが主催。NPO法人原子力資料情報室の伴英幸共同代表が施設の概要を説明し、使用済み核燃料の輸送には湾岸設備のほか輸送車両が通る専用道路などが必要となり、大規模な環境破壊が避けられないと指摘した。

 住民からは、米軍岩国基地(山口県岩国市)の軍用機が施設周辺で事故を起こした際、施設に影響が出ないか心配する声も出た。

(2023年08月26日 19時06分 更新)

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