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ネッシー、半世紀ぶり大捜索 英愛好家ら、空と水上から

 英北部ネス湖で、ネッシーの大捜索を控え、船上から湖面を眺めるアラン・マッケーナさん=25日(共同)
 英北部ネス湖で、ネッシーの大捜索を控え、船上から湖面を眺めるアラン・マッケーナさん=25日(共同)
 【インバネス(英北部)共同】英北部スコットランドのネス湖に住むと言い伝えられる怪獣「ネッシー」を確認しようと、愛好家らの調査グループが26日から2日間の日程で、国内外のボランティア数百人と約50年ぶりの大規模捜索に乗り出す。ドローンなどの新機材も投入予定で、空や水上、湖畔から追跡し、怪獣伝説に迫る。

 今回初めて登場のドローンは、搭載した赤外線カメラで水面近くにネッシーが潜んでいないか探索する。船の上から、水中聴音器でネッシーが出した可能性のある音を探し、カメラ付きの小型潜水艇も出動させる。

 ボランティアは「モンスターハンター」の称号を与えられ、湖畔から双眼鏡や望遠鏡で一斉に水面に目を凝らす。

 捜索は、別の団体が1972年に実施して以来の規模。ネス湖の自然研究グループが、ネッシーについて展示している観光施設から協力を依頼された。リーダーのアラン・マッケーナさん(36)は「子どものころからネッシーが大好きだったから、迷わず引き受けた。いるかもしれないと考えるのが楽しい」と目を輝かす。

(2023年08月26日 10時27分 更新)

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