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富写真コン 真庭の木浦さん最優秀 鏡野、布施神社お田植祭テーマ

最優秀賞に輝いた木浦さんの作品「ふれ太鼓」
最優秀賞に輝いた木浦さんの作品「ふれ太鼓」
 岡山県鏡野町富地区の自然や伝統行事などをテーマにした「富はええとこじゃ写真コンテスト」(富地区地域づくり協議会主催)の本年度入賞作が決まり、最優秀賞に真庭市、木浦正夫さん(83)の作品「ふれ太鼓」が選ばれた。

 受賞作は5月、同町富西谷の布施神社で開かれた「お田植(たうえ)祭」(県重要無形民俗文化財)で、男性が祭り前に景気づけで太鼓をたたく様子を撮影。腕を大きく動かす躍動感や「獅子練り」で使う獅子頭の気迫が伝わるようにアングルやシャッタースピードを工夫したという。

 木浦さんは50年前に趣味で写真を始め、全国の風景や地元の行事などを撮り続けてきた。初の最優秀賞に「選ばれて驚いた。写真を見て、祭りが始まる前の高揚感や地域の伝統行事の魅力を知ってほしい」と話している。

 昨年7月から1年間募集し、県内の21人が45点を寄せた。津山市の写真家末澤雅彦さんが審査して入賞7点を選んだ。応募作品は20日に同町富西谷の富ふるさと公園である「富ひらめ祭」で展示するほか、11月28日~12月16日に同町竹田の総合文化施設ペスタロッチ館で披露する。

 木浦さん以外の入賞者は次の皆さん。(敬称略)

 優秀賞 川末義晃(赤磐市)小椋雅雄(鏡野町)▽佳作 橋本精二(高梁市)山中勝年(岡山市)野口貴子(鏡野町)▽審査員特別賞 町田朱里(鏡野町)

(2023年08月14日 11時13分 更新)

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