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米アップル、純利益2%増 4~6月期、アプリ好調

 アップル店舗のロゴ=ニューヨーク(ロイター=共同)
 アップル店舗のロゴ=ニューヨーク(ロイター=共同)
 【ニューヨーク共同】米アップルが3日発表した2023年4~6月期決算の純利益は、前年同期比2%増の198億8100万ドル(約2兆8千億円)だった。増益は3四半期ぶり。売上高は1%減の817億9700万ドルだった。主力のiPhone(アイフォーン)は低調だったが、アプリ販売などのサービス部門が伸び、業績を支えた。

 米アマゾン・コムは純損益が67億5千万ドルの黒字(前年同期は20億2800万ドルの赤字)を確保。これまでに4~6月期決算を発表した米グーグルの持ち株会社アルファベットやマイクロソフト(MS)、メタ(旧フェイスブック)も軒並み増益で、米IT大手の収益力の高さが際立っている。

 アップルはアイフォーンの売り上げが2%減となったほか、タブレット端末「iPad(アイパッド)」も20%減と振るわなかった。一方、アプリ販売や音楽配信などのサービス部門は8%増とけん引した。

 地域別の売上高では、欧州が5%増、中国と香港、台湾を合わせた中華圏が8%増だったが、日本は11%減、米州も6%減だった。

(2023年08月04日 09時34分 更新)

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