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演習林開発、生態学会が調査 鹿児島大で大型風力計画

 環境省が絶滅危惧種に指定するマヤラン=2010年7月、鹿児島市
 環境省が絶滅危惧種に指定するマヤラン=2010年7月、鹿児島市
 絶滅が危惧されるランやクマタカが生息する一方、大型風力発電所の建設計画が持ち上がっている鹿児島大演習林を、日本生態学会が7月に現地調査したことが3日、学会関係者への取材で分かった。同学会が現地調査に乗り出すのは珍しいという。生態系の現状や開発計画の影響などを詳しく分析、大学や事業者への要望書をまとめる方針。

 発電所は国内風力発電大手ユーラスエナジーホールディングス(東京)が、鹿児島大高隈演習林(鹿児島県垂水市)と周辺で最大32基を計画する。2026年4月着工、29年4月運転開始を想定し、環境影響評価(アセスメント)の手続きに入っている。

(2023年08月03日 16時18分 更新)

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