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桃太郎伝説ちなみラッピング列車 8月11日から岡山―総社間運行

日本遺産「桃太郎伝説」にちなんだラッピング列車のイメージ図(JR西日本岡山支社提供)
日本遺産「桃太郎伝説」にちなんだラッピング列車のイメージ図(JR西日本岡山支社提供)
 JR西日本岡山支社は8月11日から、日本遺産「桃太郎伝説」にちなんだラッピング列車を運行する。古墳や寺社など同遺産を構成する豊富な文化財の魅力を表現したデザイン。2024年2月まで桃太郎線(吉備線)岡山―総社間を走らせる。

 同遺産は吉備津彦命(きびつひこのみこと)が鬼神・温羅(うら)を退治した伝説に基づくストーリー。岡山、倉敷、総社、赤磐の4市の文化財28点で構成され、桃太郎線沿線には関連する多くの逸話が残されている。

 朱色を基調にした車両1両の両側面に、吉備津神社や造山古墳(いずれも岡山市)、楯築(たてつき)遺跡(倉敷市)、鬼ノ城(総社市)といった10点のイラストをあしらった。吉備津彦命が温羅と戦う場面も描かれている。

 ラッピング列車は、4市や同支社などでつくる推進協議会が、吉備路エリアの魅力発信につなげようと企画。8月11日に岡山駅で出発式を行い、期間中、桃太郎線の普通列車や、4市を巡る貸し切りツアーの車両として運行する。

 同支社は「桃太郎線に乗車するきっかけとなり、伝説ゆかりの地を訪れる機会につながれば」としている。

(2023年07月26日 19時05分 更新)

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