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観光客らの利便性向上へ無料バス 岡山空港と2市1町結ぶ実証運行

セレモニーの後、関係者に見送られて岡山桃太郎空港を出発する初便
セレモニーの後、関係者に見送られて岡山桃太郎空港を出発する初便
 岡山県の高梁、新見市、吉備中央町と岡山桃太郎空港(岡山市)を結ぶ無料バス「かんとり~バス」の運行が22日、始まった。観光客らの利便性向上を目指す実証運行で、11月26日までの土日曜・祝日を中心に1日2往復する。

 3市町が備北バス(高梁市)と共同で手がける。空港から同町の業務商業ビル・きびプラザ、高梁市のJR備中高梁駅と成羽町吹屋地区を経て、新見市の新見駅までの約85キロを、休憩を含めて片道3時間で走る。空港発が午前10時と午後4時半、新見駅発が午前11時半と午後3時半。定員は1便最大45人。

 初日は空港で近藤隆則高梁市長、戎斉新見市長、山本雅則町長、政森毅社長らが出席してセレモニーの後、客12人を乗せた初便が出発した。4人は「歴史、自然、グルメが豊富な3市町の広域観光につなげたい」などと利用に期待を寄せた。

 実証運行は高梁市が昨年度行い、今回は隣接2市町にも広げた。事業費は約3千万円。乗車は予約優先で専用サイトから申し込む。

(2023年07月22日 16時25分 更新)

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