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パラアーチェリー 大江佑弥(倉敷市役所) 病を乗り越えた元球児

 奥歯をぐっとかむ。焦点を定め、緩めた口元から放たれた矢は50メートル先、たった直径8センチの10点満点に的中した。アーチェリー・コンパウンドの国内トップ選手、大江佑弥(35)=倉敷市役所=は口で弓を射る。

パラリンピックを射程に捉える大江佑弥。弦に取り付けた「マウスタグ」をくわえ、弓を引く
パラリンピックを射程に捉える大江佑弥。弦に取り付けた「マウスタグ」をくわえ、弓を引く

 27歳で右半身まひの障害を負ってから競技を始めた。ハンディと年齢を考えれば、その成長速度はすさまじい。昨年2月に選手歴6年で世界パラ選手権に初出場。パリ・パラリンピックの有力候補にのし上がった。...
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(2023年07月14日 10時05分 更新)

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