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辺野古、大浦湾埋め立てへ準備 軟弱地盤、国と県が係争中

 米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古移設を巡り、防衛省沖縄防衛局が、辺野古沖で軟弱地盤がある大浦湾側への埋め立てに向け、土砂の準備を始めることが12日、防衛省関係者への取材で分かった。湾側で必要な地盤改良工事に関する県と国の訴訟は最高裁で係争中。

 防衛省関係者や防衛局の入札公告によると、計約100万立方メートルの土砂を、既に埋め立てが進んでいる辺野古南側の区域に仮置きする方針。大浦湾側への土砂投入を速やかに始めるための準備だという。

 防衛局によると、移設に向けた埋め立て土砂は約2020万立方メートルで、うち大浦湾側に約1700万立方メートルの投入を計画している。

(2023年07月12日 18時28分 更新)

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