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全国植樹祭 式典参加者に優先枠 木製地球儀、8月から巡回展示

8月から岡山県内全市町村で巡回展示される木製地球儀
8月から岡山県内全市町村で巡回展示される木製地球儀
式典参加者の一般公募の概要が説明された全国植樹祭岡山県実行委員会の総会
式典参加者の一般公募の概要が説明された全国植樹祭岡山県実行委員会の総会
 2024年春に岡山県内で開かれる「第74回全国植樹祭」の県実行委員会は4日、式典参加者の一般公募の概要を明らかにした。11~12月に100人を募り、うち50人は今秋に県内3市2町で開かれる地域植樹の参加者優先枠とする。植樹祭のシンボル・木製地球儀の巡回展示を8月に始める方針も示した。

 岡山市内で開かれた総会で報告した。主会場のジップアリーナ岡山(同市北区いずみ町)で行われる式典は県内招待者約900人のうち、18歳以上(グループ応募は6歳以上)の100人を公募。専用サイトと郵送で受け付け、応募多数の場合は抽選とする。

 地域植樹は9~11月に津山、高梁、新見市と鏡野、勝央町で行い、少花粉ヒノキやヤマザクラなどを植える。勝央町を除く4会場で今月10日から参加者計1060人を募り、うち50人が抽選で式典参加の優先枠を得る。外れた人は自動的に一般枠の抽選に回る。

 木製地球儀は本体がヒノキ、下部の葉がナラで作られ、高さ60センチ、幅50センチ、重さ14・7キロ。01年の山梨大会以降、開催県が引き継いでいる。巡回展示は来年3月にかけて全27市町村で行う。

 総会には委員ら約70人が出席。実行委会長の伊原木隆太知事は「全国の招待者に岡山は良い所と思ってもらえるようしっかり準備したい」と述べた。

 全国植樹祭は天皇・皇后両陛下が臨席される「四大行幸啓(ぎょうこうけい)」の一つ。県内開催は57年ぶり2回目。

(2023年07月04日 19時56分 更新)

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