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旭川市、いじめ防止条例案を提出 中2凍死巡り

 北海道旭川市で2021年、いじめを受けていた中学2年広瀬爽彩さん=当時(14)=が凍死した問題を巡り、市は16日、いじめ防止のための市や学校などの責務、対策を定めた条例案を定例市議会に提出した。

 担当者は「いじめから児童生徒の生命と尊厳を守ることができる社会を実現するために制定する」と理由を説明した。

 名称は「旭川市いじめ防止対策推進条例」。前文では、広瀬さんの件で市教育委員会と学校の対応が不十分だったことへの反省に言及。また遺族側の要望に応じて、市がいじめを受けた児童生徒と保護者に寄り添って支援を行い、情報を適切に提供するとの規定を設けた。

(2023年06月16日 11時12分 更新)

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