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初夏のゲレンデ 黄色いじゅうたん 鏡野、ニッコウキスゲ見頃

鮮やかに咲き誇る恩原高原スキー場のニッコウキスゲ=10日
鮮やかに咲き誇る恩原高原スキー場のニッコウキスゲ=10日
 岡山県鏡野町上斎原の恩原高原スキー場で、ニッコウキスゲが見頃を迎えている。約1万8千株が緑のゲレンデを鮮やかな黄色に染め、初夏の風に揺れている。

 高さ50~80センチのユリ科の多年草。6、7月に直径10センチほどのラッパ状の花を付ける。朝咲いて夕方にしぼむ一日花だが、1株で複数のつぼみが次々に咲く。今年は例年より3日ほど早い5月20日ごろから咲き始めた。

 パノラマゲレンデの約5千平方メートルに広がり、訪れた家族連れらが花をじっくり眺めたり、写真に収めたりして満喫。津山市の女性(72)は「1株1株がきれいに咲いている。開放的なゲレンデの景色とも相まって癒やされます」と話していた。

 ニッコウキスゲはスキー場のオフシーズンの集客対策として同町が2015年度から植栽をスタート。町の「健康の町かがみのプロモーション本部」(同町)によると、今年は20日ごろまで楽しめるという。問い合わせは同本部(0868―52―9100)。

(2023年06月13日 16時40分 更新)

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