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情報読み解く力身に付けて 岡山理科大、新聞教材に授業

新聞記事を読みメディアリテラシーを学ぶ岡山理科大生
新聞記事を読みメディアリテラシーを学ぶ岡山理科大生
 岡山理科大(岡山市北区理大町)で13日、本紙を教材にメディアリテラシー(情報を読み解き活用する力)を身に付ける授業が始まった。7月まで総合情報学部情報科学科3年生19人が記事に触れながら学びを深める。

 山陽新聞社でNIB(ビジネスに新聞を)を担当する瀬尾由紀子読者局次長、同大の浅山泰祐講師(画像処理)が指導する。初日は瀬尾次長が講師を務め、交流サイト(SNS)などのインターネット上で交わされる情報について「誰もが発信できる利点はあるが、誤報が止まらず責任の所在は不明確」と指摘。正確さや公正さを重んじる新聞などメディアの特性を伝えた。

 学生たちは、新聞社がなくなった米西海岸の町で行政の不正が横行した事例を取り上げた記事を読み、メディアの役割を考えた。男子学生(20)は「正しい情報を得るため、SNSだけでなく確かなメディアを活用したい」と話した。

 全15回で、新聞各紙の読み比べや模擬取材も行う。

(2023年05月13日 18時46分 更新)

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