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津山さくらまつり 最多12万人 コロナ緩和と見頃かみ合う

初日から大勢の花見客でにぎわった津山さくらまつり=3月25日
初日から大勢の花見客でにぎわった津山さくらまつり=3月25日
津山さくらまつり 最多12万人 コロナ緩和と見頃かみ合う
 津山市山下の鶴山公園(国史跡・津山城跡)で3月25日~4月9日に開かれた「津山さくらまつり」の入園者数が12万1999人と過去最多を記録したことが、市観光協会の調べで分かった。新型コロナウイルス感染対策が5類移行に向けて緩和されたり、桜の見頃がまつり期間とうまく重なったりしたことが、訪日客を含めた来園につながったという。

 桜は今年、平年より11日早い3月22日に開花。まつりの開幕と同時に見頃を迎えた。満開(28日)後初の週末となった4月1日は打ち上げ花火があり、一日の来園者数で最多の2万5380人を記録。2日にはまつりでは最も早く9日目で10万人を突破した。

 これまでの最多は2003年の11万2826人。ただ19年以降は、4月1~15日(15日間)とするまつり日程を3月末の土日曜を含む16日間(同年は17日間)に拡大しており、コロナの影響が大きかった20年(2万9872人)、21年(5万9822人)を除いて毎年10万人を上回っている。

 市観光協会は今年の動向について、コロナ対策の緩和や開花状況に加え、3年ぶりに岡山桃太郎空港発着の台北線が再開して訪日客が多く来園したと分析。「まつりが観光ムードの盛り返しともタイミングよくかみ合った」とみている。

 同協会の高務雅彦専務理事は「リピーターも含めて多くの人に楽しんでもらえるイベントを用意し、来年も10万人突破を目指したい」と話している。

(2023年05月12日 10時16分 更新)

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