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横断歩道 歩行者に「気づいて」 岡山トヨペット、啓発動画公開

横断歩道での一時停止を運転手に呼びかける動画のPR画像
横断歩道での一時停止を運転手に呼びかける動画のPR画像
横断歩道での一時停止を運転手に呼びかける動画の一場面
横断歩道での一時停止を運転手に呼びかける動画の一場面
横断歩道での一時停止を運転手に呼びかける動画の一場面
横断歩道での一時停止を運転手に呼びかける動画の一場面
 自動車販売の岡山トヨペット(岡山市南区古新田)は、信号機のない横断歩道で歩行者のため一時停止を運転手に呼びかける動画を制作し9日、自社のホームページなどで公開した。美作市出身の俳優堀家一希さん(25)を起用し、ユニークなストーリーで歩行者優先を啓発している。

 動画は105秒で、タイトルは「横断歩道の恋?」。堀家さんと俳優加藤小夏さん(23)演じる男女が、横断歩道を挟んで向き合い「気づいてほしい」と心の声を漏らす。伝わらないもどかしさを描く恋愛風の演出だが、実は伝えたい相手は横断歩道で止まらない車の運転手たち。2人はいつまでたっても渡れず「歩行者の気持ちに気づいてください」と訴える。

 テレビCM用の15秒バージョンもあり、岡山県の春の交通安全県民運動初日の11日から放映する。

 同社は2014年から同運動に合わせて啓発動画を作り、今回が第10弾。21年から3回連続で横断歩道での一時停止をテーマに選んでいる。日本自動車連盟(JAF)の22年調査では、信号機のない横断歩道で車が歩行者を優先して一時停止する割合は、岡山が49・0%と都道府県別で最低だった前年の10・3%から大きく改善。一方、全国平均は39・8%にとどまる。

 末長一範社長は「動画を通じて岡山を安心安全のまちにしていくとともに、全国にも交通安全意識を広げたい」と話している。

(2023年05月09日 17時12分 更新)

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