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アーチェリー 中西絢哉 天性のセンスで夢射る

 クールなまなざしが、70メートル先のターゲットを捉えた。標的の直径は122センチ、満点の10点となる中心円は12・2センチしかない。中西絢哉(シーアール物流)が放つ矢は精密機械のごとく“正鵠(せいこく)”を射る。

狙い澄まし、矢を放つ中西絢哉。パリ五輪代表を射程に捉える=理大付高アーチェリー場
狙い澄まし、矢を放つ中西絢哉。パリ五輪代表を射程に捉える=理大付高アーチェリー場

 「なんとなく当たったではダメ。1射ごとに自己分析して射形を組み立てていく」。肉体、あるいは精神の「揺れ」、わずかな風も得点を左右するアーチェリー。母校の理大付高を拠点に積む緻密な鍛錬は、多い日で300射を超える。...
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(2023年04月05日 07時42分 更新)

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