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県議選と岡山市議選31日告示 地域活性化や人口減対策が争点

岡山市北区選管による県議選・市議選の立候補受け付けリハーサル
岡山市北区選管による県議選・市議選の立候補受け付けリハーサル
 岡山県内で統一地方選の幕開けとなる県議選と岡山市議選は31日、告示される。新型コロナウイルス禍後を見据えた地域活性化や人口減少対策などが争点となる見通しだ。各立候補予定者は30日までに準備を終え、4月9日の投票に向けて9日間の舌戦に突入する。

 岡山市の4区選管は30日、県議選と市議選の立候補受け付けをリハーサル。北区選管は市役所本庁で職員ら約40人が参加し、必要書類のチェック、街頭演説用腕章など選挙資材の交付といった流れを確認した。田渕康弘事務局長は「ここから選挙がスタートする。正確さを第一に取り組んでいく」と話した。

 県議選は19選挙区の55議席を争う戦いで、65人が立候補を予定。岡山市内の4区が選挙区となる市議選は、46議席に57人が出馬の準備を進めている。

 党派の内訳は県議選が自民37人、立憲民主3人、公明6人、共産3人、国民民主1人、参政1人、無所属14人。市議選は自民18人、立民3人、日本維新の会1人、公明8人、共産5人、参政1人、諸派1人、無所属20人。立候補の届け出は午前8時半~午後5時、各市区選管と県選管美作分局で受け付ける。

 県内統一選は県議選と6市町村議選。4月の後半戦は津山、玉野市議選が16日、里庄町議選と新庄、西粟倉村議選が18日の告示で、いずれも投票は23日。

福山市選管、受け付け手順確認


 福山市選管は30日、広島県議選福山市選挙区(定数10)の立候補届け出の受け付けリハーサルを市役所議会棟で行った。

 職員が書類や配布物の受け渡しの手順などを確認。市選管の藤原研二事務局長は「滞りなく速やかに届け出を受理できるよう、万全の態勢で臨みたい」と話した。

 30日現在の同選挙区の選挙人名簿登録者数(有権者数)は37万9757人。現職9人、新人1人の計10人が立候補に向けて準備を進めており、無投票となる可能性がある。

(2023年03月30日 21時52分 更新)

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