山陽新聞デジタル|さんデジ

クリスマスケーキ商戦活発化 限定品やパーティー向け売り込み

売り場に設けた商品パネルでアピールする天満屋岡山店。予約は好調で、既に売り切れたケーキもある
売り場に設けた商品パネルでアピールする天満屋岡山店。予約は好調で、既に売り切れたケーキもある
木の幹の形をしたチョコケーキなど幅広いラインアップを用意する虎屋本舗
木の幹の形をしたチョコケーキなど幅広いラインアップを用意する虎屋本舗
材料やレシピが入った手作りキットを推すプロフーズ岡山厚生町店
材料やレシピが入った手作りキットを推すプロフーズ岡山厚生町店
 クリスマスまで1カ月を切り、岡山県や広島県東部の百貨店、和洋菓子店などでケーキの商戦が活発化してきた。今年はイブ(12月24日)が土曜、当日が日曜と家族や友人たちと過ごしやすい曜日の並びで、各店は人気パティスリー(菓子店)の限定商品やパーティー向けの大人数用を用意。製菓材料店はケーキ作りを楽しんでもらおうと手作りキットを売り込んでいる。

 岡山高島屋(岡山市北区本町)は「岡山のパティスリー」をキーワードに、これまでで最多の県内13店のケーキを軸に展開。シュー生地にピスタチオのクリームと県産イチゴのジュレを挟んだ「洋菓子工房ベルジェ」(浅口市金光町占見新田)のケーキ(4752円)や、ラズベリーのジャムを利かせた「Gowdy」(岡山市南区千鳥町)のチョコレートケーキ(4801円)などを扱う。

 大半が岡山高島屋の限定で、予約開始(10月5日)から目当てで注文に訪れる客が目立つという。これまでの予約数は新型コロナウイルス禍の巣ごもり需要で売れ行きが良かった前年と同程度。同店は「例年12月が近づくとクリスマスムードが高まり、予約が一気に増える」と今後の伸びに期待し、前年比12%増の販売目標を掲げる。

 10月1日の予約スタートから売り上げが前年比20%増と好調なのが天満屋岡山店(同市北区表町)。ともに初めて扱うアーモンドの風味を生かした系列リゾートホテルのケーキ(4860円)や、ラム酒をアクセントに使ったフレンチレストラン「森の邸宅 彩音」(同市中区湊)の大人向けケーキ(6480円)など49種類を用意する。

 既に海外の有名チョコレート店の商品(8100円)など完売したものもあり、「巣ごもり消費で高価格帯が売れた前年の傾向が今年もみられる。自分へのご褒美にと購入する人も多い」と売り場担当者。地階の売り場に設けた商品パネルでアピールし、前年比25%増を目指す。

 例年約千個の予約が入る和洋菓子製造の虎屋本舗(福山市曙町)は、少人数から大人数用まで幅広いシーンに対応した8種類をラインアップ。フルーツで豪華に飾り付けた大人数向けの長方形(縦24センチ、横34センチ、1万3800円)や定番の木の幹形ロールケーキ(3900円)を推す。

 円安やウクライナ危機を背景に小麦粉や砂糖といった原材料が高騰した影響で、大半の価格をそれぞれ100~千円程度上げた。「ケーキ作りに欠かせない材料で値上げは避けられなかった。バラエティー豊かな商品をそろえているので、お気に入りの一品を見つけてほしい」と同社。

 自宅でゆっくり過ごす需要を見込み、自作を勧めるのは製菓材料店のプロフーズ岡山厚生町店(岡山市北区厚生町)。今月4日に特設コーナーを設け、ガトーショコラやドイツのクリスマス菓子・シュトーレンなどのレシピ付きキット7種類(1セット390~1280円)を扱う。

 慣れない人でも使いやすいよう、キットには冷蔵品以外の分量分の材料を詰めた。同店は「必要な分だけ入っており、買い足すものが少なくて済む。気軽に手作りを楽しんでもらえる機会になれば」と売り込んでいる。

(2022年11月25日 17時27分 更新)

あなたにおすすめ

ページトップへ